02 人のことは言わないって決めた日

「なんなのアイツ・・・・」

「あの人が~でさ、ムカつくんだけど」

 

なんて日常会話でよくある話題ですよね。

共通の知り合いの、ちょっと嫌なところだったり、腹が立つことだったり・・・

俗にいう陰口です。

陰口は多くの場合は、結構盛り上がります。

「だよねー!!!」って相槌打ち合って、仲間意識が芽生える。

でもその仲間意識ってすぐに裏切られるんだよね。

 

Aちゃんが嫌いだ!って言ってた人がAちゃんには私が嫌いだ!って言ってたり、

 

ん-------------。

そうか、そうか・・・。

 

そういう私も、以前は苦手な人のことを愚痴ったりしてました。

ムカつくっ!て言ったときは、満足なんだけど

その夜自分の言葉が巡ってしまうなんてことがよくあった。

決定的にダメだと思ったのは、メールで愚痴ろうとしたときのはなし。

 

腹が立つーーーーって思って共通の友人へ愚痴を打っていたら

なんと腹が立っている本人へ送ろうとしていることに気が付いた。

えぇ、焦りましたとも・・・・

あっぶねー----って。

その時に思ったことが、私が人のことを言わないと決めたきっかけ。

 

本人に直接言えないようなことを、他人に言うのはダメ。

 

当たり前なんだけど、それが当たり前じゃない世の中になっている。

(私を含めて)

人の愚痴を言っても、全く良くならない。

それだったら少し勇気を出して、私はこう思うって伝えることにした。

もちろん責め立てるのではなく、意見として伝える。

そうすると、相手も意見を言ってくれるので擦り合わせが出来る。

 

私が送ろうとしていた言葉は、本人が見たら絶対に傷つく言葉。

そしてそれを「自分」ではない他人に送ろうとしていた。

もし私だったらとっても嫌な気分になる。

何で直接言ってくれないの?って思うから。

だったら、少しの勇気で丁寧に伝えようって思った。

自分がされて嫌なことは他人にもしない。

誰も人を傷つけて良いはずなんてないから。

 

でも、それでもやっぱり人間だからㇺッとすることもある。

そんな時は私は言葉のゴミ箱に捨てるようにしている。

 

え、なにそれって感じでしょ?

手帳や日記にはマイナスな感情は書かないって決めてる。

(この話をまたいつかしたいな)

だってマイナスな言葉って見るだけでも嫌になるから。

自分で書いてて思ったけど、自分で見るのが嫌なマイナスな言葉を

大切な人に送りつけてた私最低だったな・・・反省。

 

そう、だからゴミ箱を作った。

以前は愚痴ノートを作ったりもした。

でも愚痴ノートって処理が大変だった。

振り返って見るものでもないから、置く場所にも困った。

見ても嫌な気分になるだけだし。

 

スマホが普及してからはSNSでつぶやくか?

って思ったこともあったけど

それは流石に良くない却下。

 

そんなこんなで最終的にたどりついたのは日記アプリ。

私が使っているのは、Twitterみたいにパパって入力出来るアプリなんだけど

普段は見ないから、メイン画面からは消してどうしても気が収まらない時だけ

探して入力している。

振り返りなんてしない、ただのゴミ箱。

んで気が付いたタイミングで削除。

誰も傷つけない、誰も嫌な気分にさせない。

私だけのゴミ箱。

 

むー---ぅって気持ちは我慢するとストレスになる。

でも人に言うのも違う。

だったら自分だけが見るものに捨てれば良いじゃん!

って考え。

 

本当はそんな気持ちも持ちたくないけど、私は聖人じゃないから無理だな・・